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ゲレンデ接骨院 取材レポート

よませゲレンデ接骨院 向山 敦仁 先生

2015年3月6日 よませ温泉スキー場にて

取材者と先生のツーショット
ゲレンデ接骨院での勤務もあと少しで終わりますね。
今の気持ちを聞かせて下さい。
はい、12月の下旬からスタートしてもうすぐ 3ヶ月間になりますが、正直楽しいと思っています。
楽しいというと、ちょっと勘違いされてしまうかもしれませんけど、全部が新しい環境でとても新鮮に感じましたし、経験豊富なパトロール隊員の方との会話も勉強になったりしました。
向山先生は横浜から来られたんですよね?ある意味、別世界じゃなかったですか?
はい。こんなに雪深いのかと思いました。正直、カルチャーショックを受けました。でも毎日現場にいると慣れるものですね。
狭いながらも整理整頓、創意工夫
横浜で勤務されていた整骨院と比べて、ゲレンデ接骨院はいかがだったでしょうか?

ここまで急性外傷が多いというのは治療家として魅力的な環境ですね。怪我をされた患者さんが聞いたら怒られちゃいそうですけど、、、。

シーズン初めのうちは正直、判断に迷うことも結構ありました。
折れているのか、捻挫なのか、骨折はしているけど、応急処置として整復したほうがいいのか、それとも固定だけで送り出したほうがいいのかなど、患者様の事を思うとどちらがいいのか判断が難しい状況がありました。
実際に、骨折の疑いがあると考えていた患者さんが病院に行ったところ、骨折していなかったというケースもありました。
そこで自ら超音波エコーを入れたんですね。
はい。
三か月間とはいえ、外傷を診られるせっかくのチャンスなので、出来るだけ多くを吸収しようと思い導入しました。
骨折の整復後、患者さんに病院のレントゲンを送ってほしいと患者様に伝えても、やはりなかなか送ってくれないのが現状なので・・・。
ちょっと思い切って自己投資しました。
超音波エコーと施術ベッド
自分で購入したんですよね。高価な機械ですよね、いくらだったんですか?
はい。でも中古なので思ったよりは安く手に入りました。12万円位です。かなり古い機種なので・・・。
12万円の自己投資の結果、費用対効果はいかがだったですか?
判断が的確になりましたね。
あくまで補助的な使い方ですけど、画像を見せながら患者さんに説明すると、説明にも信頼度が増しますしね。
もしかするとゲレンデ接骨院だけではなく、一般的な接骨院でもエビデンスがないといわれますけど、触診とエコーでかなり説得力のある説明ができると思います。
もしかするとこれは柔整師の一つの武器になるかもしれないですね。
柔道整復師の先生たちへ一言お願いします。

外傷に興味がある先生でしたら、同じ志を持った人たちが一緒に出会えるので非常に良い経験です。
シーズン中はスキー場に寮を用意して頂いたのですが・・・、2 人で一部屋なんですね。相部屋です。
私は高井富士の西野先生と同部屋だったんですが、全く知らない人と同じ環境で暮らし、日々自身の技術向上に向け語り合う、そんな経験はなかなかできないですよね。

現地に行く前に、健生さんの東京の事務所で研修があった時に、他のスキー場に行く先生とも知り合えましたし。
同じ環境で、同じ志を持った先生方と知り合え、シーズンが終わりますけど、今後も横のつながりを強めて、治療家としてのネットワークを広げていければいいですね。

最初は正直不安だらけでしたが、今はとにかくいい経験ができたと実感しています。この経験を今後の治療家人生に活かしていきたいと思います。
今年は例年より降雪が多かったそう
健生、またジャパン柔道整復師会のスタッフにも一言お願いします!

はい、小林さんをはじめ営業の方にはとても親切にして頂きました、ありがとうございました。

ジャパン柔道整復師会の方には、分からない事があると何でも電話してしまいましたが、嫌な雰囲気も持たれずに毎回丁寧に対応して頂きました。雪山のど真ん中にあるスキー場でもインターネットが来ているので、レセコンも遠隔操作で説明してくれたり、包帯とかの材料も頼んだらすぐに送っていただいたりと、長野と仙台で離れていましたが、距離感はあまり感じなかったですね。
良い事ばかり言って頂いてありがとうございます!おだてても何も出ないですよ(笑)。
最後に何でも良いので一言お願いします。
これからも沢山の経験を積んで、いつかは開業出来る様に頑張りたいと思います!
先生なら、きっと立派な院長になれると思いますよ。頑張って下さい!